地域情報

　上越市は、新潟県南西部に位置する人口２０万人以上の特例都市であり、戦国時代の名将・上杉謙信公の治めた土地として知られています。市内には、上杉謙信の居城として知られる春日山城跡を始め、多くの名所が存在しています。また、上越市の直江津には、浄土真宗の宗祖とされる親鸞とその妻が暮らしていたと言わる国府別院があり、参拝者のための本堂が建立されています。春には高田城がそびえる高田公園で約4000本の桜が3000個のぼんぼりに照らし出され、お堀の水面に映る様子は「日本三大夜桜」のひとつと称されています。夏は上杉謙信公の遺徳を偲んで開催される謙信公祭、秋には地酒を楽しむお祭りがあり、冬には日本スキー発祥の地・金谷山スキー場でレルヒ祭など、四季折々の催しが開催され、多くの観光客が訪れています。

　日本海に面した柏崎市は、長さ42kmの海岸線が続き、１５の海水浴場が存在しています。中でも番神岬から聖が鼻までの約12kmの海岸は風光明媚な岩礁地が続いており、特に美しい八つの景観は「米山福浦八景」と呼ばれています。また、柏崎市は霊峰米山を始めとする山々も美しくそびえ立ちます。なかでも米山は、日本三大薬師の一つである「米山薬師堂」のある山頂から360度の展望が楽しめ、春から秋にかけて多くのハイカーが訪れています。この美しい自然的景観から、大河ドラマを始めとする多くの映画やドラマのロケ地としても選ばれています。また、かの名将・上杉謙信らが武運の長久を祈ったとされる国指定重要文化財の大泉寺観音堂など、多くの神社・仏閣も点在しています。桜の名所である赤坂山公園での散策や夜桜といったイベントも多く、自然と歴史文化のあふれる町です。

　妙高市は、日本百名山に数えられる妙高山が育む自然の恵みを受けています。妙高山のすそ野に広がる雄大な自然に育まれた「上信越高原国定公園」では、四季折々の美しい景観やバラエティーに富んだ温泉、豊かな山の幸に恵まれています。妙高山の登山口にある白い濁り湯が特徴の「燕温泉」や、戦国時代の名将・上杉謙信も戦の疲れを癒す為に通ったと言われている「関温泉」など、7つの温泉郷は心身を癒し、多くの観光客も訪れます。妙高山の膝元に広がるリゾートは妙高山を一望できる美しいロケーションで、夏になると東日本最大級の１５０万球を使用したイルミネーションを見る事が出来ます。市街地では、東本願寺別院の報恩公講と親鸞聖人・恵心尼をしのぶ伝統行事「おたや」や、威勢の良いかけ声で太い綱を操る大綱かつぎなどで盛り上がる「あらいまつり」が行われています。